「治す人」ではないけれど。--1年ぶりの嬉しい再会から
先日、お店を閉めてから約1年ぶりとなるお客様が、レンタルサロンへ足を運んでくださいました。
とても嬉しかったのはもちろんですが、不思議なもので、お顔を見た途端、場所は違えどスーッと1年前に戻ったような感覚になりました。
今回、「腰がとてもつらい」とご連絡をいただいたんです。
実をいうと、お受けしたあとに少しだけ戸惑いもありました。
「近くに整体やマッサージ屋さんもあるはずなのに、どうして私のところへ来てくださったんだろう? 私は治療家ではないし、体を『治す』ことはできないのに……」
さらに、「行きたかったお店が、空いていなかったのかな」なんてことまで頭をよぎってしまいました^^;
トリートメント中は、ただただお客様の体から伝わってくるものに寄り添い、向き合う時間です。
お客様が求めていたのは、ただ腰の痛みを物理的に取ることだけではなかったかもしれません。
「お疲れ様」と心から寄り添ってもらえる時間。
自分の体と心をほどいて、心底リラックスできる空間。
きっと、そんな時間を過ごしたくて、私を思い出してくださったのかもしれません。
私は治療家ではないので、体を治すことはできません。
けれど、私にできること。
それは、香りと手のぬくもりを通して、頑張っている心と体をふっと緩めるお手伝いです。
お店の形は変わりましたが、私を思い出して来てくださるお客様のために、この場所を続けていて本当によかったな、と心から思いました。
以前のように自由にご予約を承ることは難しいのですが、これからも細く長く、できる限りこの場所を続けていきたい。そう強く思わせてくれた、大切な出来事でした。
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